最近、マレーシア公演を突如キャンセルしたと伝えられた歌手ケリの国内エージェンシーサイドが立場を明らかにしました。

ケリは来る5月21日にマレーシアにて単独コンサートを開催する予定でした。しかし、マレーシアの主催社であるエースミュージックプロダクションが公演1か月前となった4月18日、公式SNSを通じて「予期せぬ事情」と記し、公演のキャンセルを伝えました。

しかし、ケリの国内エージェンシーサイドの関係者は4月25日、報道を通じて「知られているものと大きく異なる点がある」とし、「予期せぬ事情ではなく、マレーシアの主催社の契約不履行のせいだ」と明かしたのです。

この関係者は「公演がキャンセルされた理由は契約金の支払いが行われなかったためだ」と説明し、契約金の支払い日を何度も延長したにも関わらず、入金が確認されなかったといいます。

今年の3月初めに公演が決定したものの、マレーシアの主催社は契約金をなにかにつけて支払わず、結局はマレーシア公演を諦めざるを得ない状況になったといいます。ケリとは異なる、他のアーティストの6月に予定されていた公演も同様の理由からキャンセルになったと伝えられました。

それにも関わらずマレーシアの主催社サイドはSNSに“予期せぬ事情”と記し、観客たちの誤解を買っているというのがケリの国内エージェンシーサイドの主張です。彼らはこれを「主催社の避けられない事情」と修正しました。

関係者は「金銭的な損失が発生したわけではありませんが、マレーシアサイドの公文で困った状況にある」とし、「他の被害者が出ないことを祈るばかり」と明かしました。