ちょっぴり豪華に見える銭湯の看板

韓国旅行に訪れる際、スパやチムジルバンを楽しみにしている方も多いことでしょう。日本でいうところのスーパー銭湯的なものが、韓国のこれらにあたるのですが、1日じゅうのんびりできますし、旅の疲れを癒してくれるのに最適ですよね!
いろんな韓国旅行情報サイトにも、たびたび取り上げられるので、外国人でも気兼ねなく訪ねることができる施設ですが、韓国の人々が常日頃から通っているか?といえば、そうでもありません。

少しずつ衰退しつつありますが、地元の銭湯「沐浴湯(목욕탕・モギョッタン)」といわれるものがあり、こちらに通う人はたくさんいます。料金は、スパ・チムジルバンなどの半額程度。 回数券が販売されているところがほとんどです。その姿は、本当に昔の日本の銭湯に似ている部分もあって、個人的に大好きな場所。韓国の家には、シャワーしかないことが多いので、週1の沐浴湯を日課にしている人も。



まず100%、外国語は通じません。ただ、雰囲気でクリアできるはずです。番台のような受付で大人1人~などといって、券とタオルをもらい、着衣タイプのサウナを希望する場合は服代を別途支払います(大体500~1,000ウォン程度)。男女別れて脱衣室に入り、下駄箱に履物をいれ、中のおばちゃんにさきほどの券を渡し、ロッカーを利用して、浴室へ。

浴槽は2つ、3つ程度で、サウナも1つ、2つ。水風呂がやたらデカい場合あり。アカスリをしてもらうベッドもあります。(アカスリは観光客向けのお店より沐浴湯の方が強力です・・・)お隣さん同士で、アカスリをし合ってる姿も見かけますし、牛乳で顔パックしていたり、飲食を楽しむ人の姿も・・・(日本では飲食物持込NGですよね)。そのためか、デカデカのゴミ箱があったりもします。お世辞にも、浴室内はキレイとは言えませんが、汚くなければ良いかな~ぐらいの気持ちの持ちようが大事です。サウナでは、アジュモニたちの井戸端会議が開かれています。バケツぐらいデカいアイスコーヒーを回し飲みしていたり・・・大体ここに来れば地元のことをよく知ることができます。

のぼせてしまうといけないので、合間合間に休憩も必要です。脱衣所の大きなベンチにはスッポンポンでテレビを観ている人々が。心を開けば、自分もそれが可能になります。座っていると、なにかしら食べ物をくれようとするアジュモニが現れます。アジュモニたちと一緒にテレビにツッコミを入れれるようになれば、もう韓国のおばちゃんになれることでしょう。

のんびりするだけでなく、韓国の人情・文化を学べる絶好の空間「沐浴湯」。勇気のある方は、ぜひ一度チャレンジしてみてください!