寒い季節になると、肌の乾燥が気になってきます。乾燥肌に悩んでいる女性は、いつも以上にスキンケアに力を入れるのではないでしょうか。肌が乾燥するのは、顔だけではありません。水仕事の多い女性の中には、手の肌荒れに悩んでいる人がたくさんいます。

そこで、効果的なハンドケアについてご紹介します。

■手の肌荒れの原因は?

手の肌荒れは様々です。しかし、主な原因として乾燥が挙げられます。肌は普段、皮脂や潤いによって守られています。しかし、肌が乾燥すると、皮膚のバリア機能が弱まり、表面の角質がはがれてしまいます。これによって肌がかさ付いたり荒れてしまうのです。肌荒れを防ぐには、まずは乾燥させず、皮脂が流れ出してしまうことを防ぐ必要があります。

■手の乾燥を防ぐケア方法

手の乾燥を防ぐには、皮膚の中に水分を補い、その後クリームなどでふたをするのが効果的といわれています。

・ハンドパック
手に顔に使う化粧水をつけ、手袋やサランラップなどで手の皮膚を覆います。
この状態で3分ほど放置します。これによって、手の皮膚の内面に水分を補給し、化粧水の成分も浸透しやすくなります。

・ハンドクリームでふたをする
手の皮膚の内面に水分を補給したら、ハンドクリームを塗って皮膚の表面にふたをします。これによって、皮膚の内面に補給された水分が逃げ出さないようにふたをすることができます。また、美容効果のあるクリームであれば、ハンドパックで皮膚内面に水分が補給されたことでクリームの成分も浸透しやすくなっているので、より効果が高くなります。

・寝るときにも手袋を
日中は水仕事の多い人でも、睡眠中は肌を回復させるチャンスです。寝る前にハンドクリームを塗って、手袋をして眠るようにすると、それだけで手の乾燥や肌荒れが改善されます。

・こまめにハンドクリームを使う
ハンドクリームをこまめに塗る習慣をつけるだけで、手の乾燥や肌荒れは大幅に減少します。しかし、忙しい女性や水仕事を常にしている女性の場合、ハンドクリームをつけることができないかもしれません。そんなときには、ハンドクリームをディスペンサーに入れると便利です。洗面所やキッチンなどの水場においておけば、水仕事の後にサッとハンドクリームをぬることができます。

このように、手の肌荒れも顔と同様に、毎日のケアによって防ぐことができます。