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直木賞作家・辻村深月の小説「ハケンアニメ!」が初舞台化!

COOL JAPAN PARK OSAKA TTホールでは、10月12日(土)から16日(水)まで、直木賞作家・辻村深月の小説『ハケンアニメ!』をG2脚本・演出で初舞台化、上演する。開演に先立ち10月12日(土)、ゲネプロ取材が行われた。

<アニメ業界を描いた熱い舞台>
タイトル『ハケンアニメ!』の「ハケン」は「派遣」ではなく「覇権」。日本が誇る一大複合産業であるアニメ業界の「覇権」を手に入れるべく、奮闘、葛藤する人たちの姿が描かれる。アニメ制作会社に起用された天才アニメ監督に振り回されるスタッフたち。アニメに対する熱過ぎるこだわりとそれに相反する考えがぶつかり合うなど、トラブルが続出する。そんななか、新作の完成を左右する大事件が……というストーリー。キャストは、入社したばかりの制作進行担当・川島加菜美役に大場美奈(SKE48)、天才アニメ監督・王子千晴を演じるのは2年半ぶりの舞台出演となる小越勇輝、そのほかにも舞台やテレビ、映画で人気の山内圭哉を始めとする、豪華出演陣が集結した。

<天才監督に翻弄されるスタッフたち>
舞台はピアノの音色から静かに始まる。天才監督はまずビジネスに比重を置くプロデューサーとぶつかり合い、作画監督にもダメ出し。著名脚本家の脚本にも平気でNGを告げる。そのたび振り回されるスタッフたち。しかし、監督は我関せず。周りはどんどん疲弊し、中には離れていく仲間も……。それぞれが持つ信念、熱情、迷いや戸惑いなど、様々な感情が混じり合うなか、まさかの出来事が起こる。

<役者たちの演技は必見!>
舞台上では新作アニメの内容を巡って、ピリピリとした制作現場のやりとりが次々と展開していく。大場はひたむきにがんばる制作進行担当を好演。自分のそれまでを振り返り、過去を明かしていくシーンも堂々演じた。小越はときに理不尽にも見える天才監督がピタリ。スタイリッシュな風貌で傍若無人な言動、そして根底に揺るぎない信念を持つキャラクターを見せてくれた。ほかのキャストも皆、まるでその登場人物たちの人生を生きてきたかのようなリアリティを感じさせる熱演。それぞれが持つ想いをしっかりと、じっくりと伝えてくれた。ラストにはじんわりと胸にくる恋模様も織り交ぜつつ、舞台は終了した。

ゲネプロ後の囲み取材には、大場、小越、山内が登場。まずゲネプロを終えた感想について質問が。大場は「意外と緊張してる感じじゃなく、いつもどおり川島加菜美、ハケンアニメという世界を生きようという気持ちで始まった」と話し、もっともっとこうしたい、「ああしたいというワクワクな気持ちで終えました、初日がすごく楽しみです」と笑顔。小越は、久しぶりの舞台だったものの、思ったよりいい緊張感で臨めたとのこと。「ゲネプロをやってみて、これまで通しでやっていたのと違う雰囲気、風景が見られたので、これを生かしてさらいいいハケンアニメの世界を届けられたら」と力を込めた。山内はこれまで順調にできてきたと話し、「2人が瑞々しく舞台に立つことができたんで、手応えを感じながらゲネプロを終えることができました」と満足げな様子。続いて大阪の雰囲気を尋ねられた大場は、まだ大阪名物を1つも食べてないと不満顔。食べたいものを聞かれると「全部食べたい」と目を輝かせ、「たこやき、うどん、お好み焼き、串カツ、あと焼き肉も、天気が良くなったら繰り出したい」とやる気を見せていた。小越は生で吉本新喜劇を見たことを明かし、一体感、空気感で大阪ってこれだなと感じたとのこと。新喜劇は以前チケットが取れなかったそうで、今回念願が叶った形。テレビとは全然違うと話し、お客さんが楽しんでいるのを見て幸せな気持ちになったので、自分の舞台でもそういう風に思ってもらえればと期待を込めた。

アニメファンに見てほしいところは?という質問には、アニメ業界の話しですけど、どこの職場にもある人間関係が散りばめられてたりすると山内。「原画を各部署でリレーしていく、絵でつながっているんで、アニメファンの方はさらにアニメを深く見られるようになるのでは」と話した。小越は自身もこの作品を通して、アニメ業界のいろいろなことを知ることができたと明かし、「ひとつのアニメができるまでの過程は他の業界にも通じるところがある、自分もこの作品で背中を押してもらったように、何かパワーを与えられる作品であったら」と語った。大場は「こんなにたくさんの人が関わってアニメってできあがるんだなってびっくりしたし、感動もしたと振り返り、この作品を見たあと、自分の好きなアニメを見返したら、また新しい感情が生まれるかな」と期待を込めた。

稽古のときのトラブルを聞かれた山内は、ストーリーであったような大きいのはなかったと返答。大場については「稽古序盤はガチガチ」と明かしたあと、二人について「でもどっかでポンッと楽しみだしたとき、瞬発力がすごいなぁと。元々セリフも非常によく聞こえてくるお二人だったので、なんの心配もしてなかった。あとはいつも言うてるんですけど、演劇というのはお客さんが入って完成する、半分はお客さんなので、お客さんとのコミュニケーションを、初日を楽しんでいただきたい」と語った。

『ハケンアニメ!』は、10月12日(土)から16日(水)までは大阪・COOL JAPAN PARK OSAKA TTホールで、10月31日(木)から11月14日(木)には東京・紀伊国屋ホールで上演される。アニメへのほとばしる熱い想いがぶつかり合う舞台は必見だ。

◆オフィシャルHP
https://hakenanime.yoshimoto.co.jp/


2019/10/14 10:31

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