3,000つ以上の島からなる朝鮮半島。代表的な島の観光地としては、済州島などがありますが、今回は、ちょうど韓国の中間あたりに位置する忠清南道泰安郡にある安眠島に行ってきました。

安眠島と言えば、2007年に香港船籍の原油タンカーヘーベイ・スピリット号の原油流出事故により、島の重要産業である海産物や観光地が大打撃を受け、日本でも大きく報道されました。

あの事件から9年が過ぎた安眠島。最近では、年末にもなると宿泊施設の予約がいっぱいになるなど徐々に観光客も戻ってきているようです。

今回訪れた安眠島、海水浴場もあり夏に訪れるのも良いのですが、お勧めは冬!何故なら安眠島は、牡蠣やワタリガニなど冬が旬の食材の名産地でもあるためです。



ワタリガニを使った料理としては、「ケジャン」などが日本の観光客にも人気ですが、安眠島を訪れた際、何と言ってもイチオシの料理は、忠清南道の郷土料理「ケグッチ」!

こちらの料理、「ケジャン」とは違い、ソウルや他の地方では、その料理名すらあまり耳にすることもない忠清南道ならではの地方色の濃い絶品料理です。

「ケグッチ」は、ワタリガニを浅漬けキムチと一緒に煮込む鍋料理の一種で、カニの濃厚なだし汁を吸収した白菜と白菜本来の甘みが絶妙に絡んだ濃厚なスープが絶品で、辛いものが苦手な人でも美味しくいただけるのではないかと感じました。

安眠島を訪れる際は、是非「ケグッチ」をお試しくださいね!