2016年の韓国歌謡界はガールズグループの世代交代が積極的に起こった一年でした。

最近の音楽チャートを見ると、ガールズグループの世代交代の現実をひしひしと感じられます。世代交代をけん引する主人公は「MAMAMOO」、「TWICE」、「BLACKPINK」、「I.O.I」です。

4組がチャートの上位圏を占領し激しい攻防を見せました。彼女たちは1週間隔でカムバックリレーを繰り広げ、音源チャートを賑わせました。

10月、「I.O.I」が完全体として発表した新曲「VeryVeryVery」が音源チャートのトップとなると、1週後に「TWICE」が新曲「TT」で1位を奪い、ガールズグループの熱風を引き継ぎました。また「BLACKPINK」が「火遊び」で新人らしからぬ波及力を見せつけ、「MAMAMOO」がバトンを受け「Decalcomanie」で各種チャートを席巻しました。

世代交代の中心となった彼女たちは地道な活動で積み上げたファンと、中毒性のある音楽で大衆性まで兼ね備え、大衆の心を一気につかみました。

また「MAMAMOO」、「TWICE」、「BLACKPINK」、「I.O.I」がそれぞれ全く違うコンセプトと魅力を持っている事も功を奏しています。「I.O.I」は健康的でスポーティ、「MAMAMOO」はガールクラッシュを誘発するセクシーさ、「TWICE」は清涼な爽やかさ、「BLACKPINK」は個性的な強さで差別化を図っています。

このように世代交代を成功させている彼女たちの活躍で、音源チャートの賑わいはまだまだ続きそうです。